《指導医ブログ》Good news(緩和ケア内科部長Dr.髙橋)

先日(9月7日)は、なんとなく体調が悪い・・。特にお腹の調子が、いまいち・・・。
って感じでブルーな時間を過ごしていたら、Good newsが飛び込んできました。

今年前半から取り組んでいたPoly pharmacyに関する論文が、Annals of Palliative Medicine誌にAcceptされたというmailです。やった~(^ο^)。「英文論文、年に1本!」という目標を、今年も達成できました。これも、一緒に研究してくれたU師長・薬剤師のI先生・M先生、そして我々を支えてくれた看護師・介護士のみんなのおかげです。ありがとう!!

たかはし

《指導医ブログ》デジタル時代の勉強法(泌尿器科部長Dr.中塚)

泌尿器科の中塚です。

医学生6回生諸君は受験勉強の真っ最中でしょうか。
今回はデジタル時代の勉強法について少し語りたいと思います。

医学生はもちろん、研修医、指導医になっても医師という職業は常に勉学が欠かせません。例えば泌尿器科で言えば、私が医師になったころは前立腺癌の内服薬は2〜3種類しかなかったものがこの数年で7種類,8種類と、どんどん増え、新薬が出るたびに、これまでの常識が通じないという、まさに日進月歩。また昨今はコロナ禍で、現地での講演会、勉強会がオンラインに置き換わっていますが、開催の容易さからか、格段にその数が増え、習得しなければならない知識も増大の一方です。

私が医師国家試験受験に臨んだ10数年前と違い、現在はPC/MACやタブレット、スマートフォンといったデジタル機器で、様々な学習支援アプリが利用できる時代になりました。今回はその中から、EvernoteNotionという2つのノートアプリを紹介します。

私は昨年まではEvernoteをメインで使用していました。これはあらゆる情報をアプリ内に収納しようというコンセプトで、資料、論文その他すべてをEvernote内に放り込んで、必要時に逐一、検索して情報を引っ張り出してくるという使い方をしています。これはこれで便利なのですが、膨大なデータのなかから必要なものを検出するため、アプリの動作が重く、時間がかかるというストレスが出てきました。

そこで今年から、Notionの併用を試してみました。Evernoteは10年以上前からある古参ですが、Notionはまだ立ち上がって数年という若いアプリです。Evernoteがあらゆる情報をアプリ内に取り込むというinputだとすると、こちらはoutputすることによって知識を身につけるとう使い方が適しています。私のEvernote内には数多くの論文や疾患ガイドライン等のPDFファイルが入っていますが、その中から日々の臨床で必要な情報を厳選してNotionにテキストで書き出すという方法で使用しています。Notionは動作も軽く、フォルダツリー形式でメモの階層化が可能なため、Evernote内の必要な情報を整理して、すぐ取り出せるようになります。
こと受験勉強に厳選すれば、EvernoteよりもNotionのほうが、試験で必要な知識を整理するという意味で適していると思います。教科書、過去問からNotionにoutputすれば知識の体系化が期待できます。

今回はひとつの方法として私の勉強法をお示ししました。学生のみなさんが医師国家試験に合格され、当院でお会いできるのを楽しみにしています。

 

 

《指導医ブログ》Nothing is permanent(放射線科Dr.)

医学生のみなさんこんにちは。放射線科Fと申します。

ウグイスの鳴き声が何とも心地よく放射線科の読影室に聞こえてきます。日本人に親しまれている春の鳥といえば、ウグイスということになるでしょうか。春先から、このウグイスの鳴き声が読影室に聞こえてきます。読影をしていると、ホ-ホケキョとなんとも心地よい感じで聞こえてきて、忙しい日々の診療の中で癒やされます。

新型コロナ感染症は誰もが関心のある事柄ですので、これについて書いてみようと思います。最初に断っておきますが、これを書いている私自身は、新型コロナの専門家でも何でもありません。

ル-チン検査のCTで、たまたま新型コロナ肺炎を疑う所見があることがあります。また新型コロナ肺炎確定症例でのCTで、思いもよらない合併症がみつかることもあります。

肺炎については、医学生の皆さんもすでにご存じかと思いますが、肺炎以外の全身合併症については、あまり経験されていないかも知れませんので、日本医学放射線学会総会で勉強したこと(自治医科大学附属さいたま医療センタ-の真鍋徳子先生のご講演を簡単にまとめたもの)を書きます。

周知のごとく、COVID-19が通常の風邪と違うのは、侵される臓器が全身多岐にわたるということと、通常の風邪のように1週間程度の経過で終わらない症例が存在するということです。これはコロナの感染病態に起因しており、サイトカインスト-ムにより炎症細胞の過活性を起こし、正常な細胞への攻撃、間接的に血管内皮に障害をもたらし、このため全身の様々な臓器に異常を来すと考えられています。Hypercoagulopathyを中心に、様々な合併症を起こし、場合によってはDICをおこしたり、血栓の程度も様々です。サイトカインスト-ムが起こった際には、全身のCTではどのように写ってくるのでしょうか。肺の炎症がそれほど顕著でなくても、直接ビリルビン値の著明高値がみられた場合、肝臓や腎臓の造影効果が不均一となっており、急性肝炎、acute kidney injuryの状態となっているようです。腹腔動脈の高度のspasm様の狭小化、膵炎も起こし、虚血による多臓器不全の状態となっている場合もあるようです。腸管の障害は、腸管気腫や門脈ガスなどの腸管虚血や腸管梗塞があり、原因として、腸管の直接感染、小血管の塞栓症、NOMI(非閉塞性腸管虚血症)が考えられています。COVID-19陽性の腹部CTでは、まれに腸管穿孔や胆道内出血などもきたすことがあり、腹部所見は多彩で様々な疾患をきたしうるようです。肺では、びまん性の浮腫に加えて、動脈性および静脈性の血栓症が起こっており、重症者の剖検例では80%に微小血栓症が認められたとのことです。

COVID-19の合併症や後遺症として、心臓障害が注目されているようです。呼吸器症状が前面に出ていると、画像上、心臓病変を疑うことは難しいのですが、COVID-19の胸部CT読影時に気をつけるポイントとして、心嚢液貯留をみたら、心臓病変合併を疑うことが重要であり、頻度は低いものの心臓病変が前面に出てくるような症例の報告もあります。冠動脈に異常のない心筋梗塞がおこる場合もあり、これは心筋の微小血管に多発血栓を形成している状態のため心筋壊死がおこるのですが、冠動脈には異常がないので、当然心臓CTではわからないとのことです。中枢神経病変も発症し、ウイルス関連のMERS(可逆性の脳梁膨大部病変を伴う軽度の脳炎、脳症と呼ばれる予後良好な疾患群)をきたすとのことです。

新型コロナ感染症後の後遺症についても注目されています。発症から3~4週以降の症状であり、PASC(急性期を経た後のコロナ感染後の後遺症)という新たな概念でLong COVIDとも呼ばれています。COVID-19治癒後でも心臓に病変があるとのことで、病変の主体はperimyocarditis(心膜心筋炎)と考えられており、様々な程度で何らかの心筋障害が高率に起きているようです。

注目すべきことは、この心筋の炎症は、ウイルスが体内から排泄された後の後遺症ということです。感染治癒後でも心臓の炎症が持続しているということについては、大変衝撃的と思います。PASC(急性期を経た後のコロナ感染後の後遺症)という新たな概念も重要で、コロナ感染者が増えるということは、肺炎治療後の患者さんが増えていくということになり、時間差で、今後ポストコロナの状態が増えていくということです。このように全身の臓器がタ-ゲットとなるので、今後も放射線科はさまざまな診療科から、画像のコンサルトを受けることとなります。

画像診断も絶えず変化し続けていて、まさに諸行無常と感じています。みなさん体調管理にはお気をつけください。

《指導医ブログ》コロナ下での日常(産婦人科副部長Dr.中務)

医学生、研修医の皆さん、こんにちは。
産婦人科の中務(なかつかさ)です。出身は岡山で、周産期センターの勤務を経て、2020年4月より姫路聖マリア病院にて働いています。

コロナの影響でなかなか外出はしづらい不便な状況が続いていますが、悪いことばかりでは無いと思います。まず、家で家族と過ごす時間が増えました。また、学会もWEB開催が多くなり、オンコールの都合を考えることなく、家にいながら気軽に学会も参加することができるようになりました。

さて、当科での研修医の先生の日常としては、朝は片山部長と回診後、月曜日は産科のハイリスクカンファレンス、火曜日は放射線科カンファレンス、金曜日は術前カンファレンスを行っています。研修医の先生にも手術では積極的に開腹や閉腹、外来では胎児エコーを経験するようにしてもらっています。

また、婦人科に関しては主に良性疾患を扱っており、腹腔鏡手術(TLH:total laparoscopic hysterectomyやLM: laparoscopic myomectomyなど)にも力を入れており、姫路市内でも有数な病院として症例数を増やしています。婦人科救急の手術(卵巣茎捻転や異所性妊娠など)などの救急搬送も引き受けており、幅広い症例を診ることができると思います。

皆さんの病院見学をお待ちしています。

《指導医ブログ》コロナ禍の診療とライフスタイル(耳鼻咽喉科担当部長Dr.佐伯)

 2020年元旦は、京都のカジュアルなホテルで過ごし、今年はいよいよオリンピックイヤーだとワクワクしていたのも束の間、あっという間にコロナ禍にのみ込まれてしまいました。耳鼻咽喉科はのどの疾患を扱う科であるためコロナ感染者が受診する可能性が高い診療科のひとつです。そのため、通常でも標準PPEで診察を行っていますが、特に咽頭痛や発熱の患者さんは、まずPCR検査を行って陰性結果が出た後に通常診療を行うようにしています。また、現在はコロナ検査が迅速に行えるようになり、院内感染を防ぐためにも入院患者さんには全例コロナ検査を行っています。

 コロナ禍で、私はほぼ自宅と病院を自家用車で往復するのみの生活となっています。学会なども全然出席していません。しかし、多くの学会がハイブリッド開催となったため自宅で好きな時間にWebで単位を取得できてラッキーな点もありました。
 近隣の耳鼻咽喉科の先生方とも1年以上顔を会わせていません。私は元々夜の街へ繰り出すタイプではなかったので2020年正月以降は飲酒をしていませんがストレスをほとんど感じていません。コロナ禍で良かった点(?)は、清潔に対する意識が向上したことで、頻回に手を洗い、アルコールスプレーは常に携帯し、毎日帰宅後はすぐに浴室へ向かうようになりました。以前は洗髪を毎日はしていなかったのですが、おかげさまでフケの量は激減しました。でも髪の毛の本数も少なくなったように感じます。また、趣味のテニスも控えていますが、その代わりに1~2回/週のペースで近くにある山の周囲をウォーキング(5~6km程度をできるだけ速歩)で1周し、途中の公園では軽い筋トレやストレッチをしています。ウォーキング中はこれまであまり気に留めていなかった道端の草花や木々の四季折々の変化、小高い丘からの夕やけや夜空の星々などを楽しんでいます。

 コロナ禍が落ち着くのはいつごろでしょうか? ワクチンだけでは不十分で治療薬が完成する数年先でしょうか? ニューノーマルの時代についていけるようにまだまだ心身ともに健康でいたいものです。臨床研修をされる方々もこれまでの研修スタイルではないと思いますが、ピンチはチャンスと捉えて焦らずコツコツと精進してください。アーメン! ではまた。

《指導医ブログ》ハチ北高原スキー場にて(整形外科部長Dr.尾﨑)

医学生の皆さん、お元気ですか。マリア病院の整形外科部長の尾崎です。
相変わらず自粛、自粛の社会情勢は若い皆さんには酷なものだと思います。整形外科医の見地からは、過度な自粛は運動不足の原因となり、特に高齢者にはコロナフレイルと言って運動・心肺機能の低下や骨密度の減少を引き起こす大きな問題です。

さて、私は、冬の間は白銀の世界に出かけ、ウインタースポーツを楽しみます。兵庫県内にも本格的なスキー場があり、当院から北に車で1時間半程のハチ北高原スキー場がホームゲレンデです。

実はこのスキー場にはゲレンデドクターとして協力しています。ゲレンデに到着すると、パトロール詰所でトランシーバーを預かります。怪我人発生の報を受けると颯爽(?)と駆け付け、詰所で簡単な診断や脱臼の整復などをします。普段は自由にシュプールを描き、こぶにへばり付いています。整形外科医を選んで間違いではなかったと実感する瞬間です。

いつか、皆さんと一緒にゲレンデに繰り出せる日を、夢見ています。

 

(写真はハチ北高原スキー場ではなく、白馬八方尾根スキー場です。)

 

《指導医ブログ》新型コロナウイルスとこどもたち(副院長兼小児科部長 Dr.河田)

このブログ原稿を書いているのは1月5日です。
私は小児科医ですが、院内の感染予防対策を担当しているため、昨年は無駄に(というわけでもありませんが)新型コロナウイルスに詳しくなってしまいました。今年も新型コロナがらみの仕事でスタートしました(小児科ではなく)。
COVID-19と書く方が専門家っぽいのですが、なにしろ専門家じゃないし、なんだかかっこつけているようで気恥ずかしいので、このブログは「新型コロナ」で統一します。
昨年新型コロナのパンデミックとなり、こどもたち、そして小児科診療にどのような影響があったのかをマリア病院における経験で述べます。

1.こどもの感染症が減った!
夏によく見られるヘルパンギーナ、手足口病などのいわゆる夏かぜ、秋から冬にかけてのRSウイルス(細)気管支炎、インフルエンザなどをほとんど見ませんでした。これは当院だけでなく、姫路市の感染症調査集計表でもあきらかです。

2.こどもの肥満が増えた!
姫路市は毎年小学生の肥満児検診を行っています。学校で身体測定を行い、標準体重の20%以上の肥満がある児童は、まずかかりつけで一次検診を受けます。ここ10年くらい20%以上の肥満児は全小学生の6%前後だったのが、昨年は8.6%に増加しました。一次検診で肝機能異常、高脂血症、高血糖、高血圧、50%以上の肥満のどれかを認めた場合、マリア病院を含む4つの基幹病院小児科を受診し二次検診を受けます。マリア病院への二次受診者は35名でした(前年度は27名)。そして、初めて肥満児検診の紙をもらった、というこどもが目立ちました。しかも前年度の肥満度と比べて10%から20%もアップしたというこどもが多かったです。やはり3月~5月の一斉休校、課外スポーツ活動(スイミングや野球チーム、サッカーチームなど)の休止、学校再開後もプール授業中止、運動会中止あるいは縮小の影響は大きかったのだと思います。この冬のマラソン大会(およびその前の練習)も中止のようです。春頃に比べると、こどもたちが外に出ているというだけで眉をひそめられることはなくなりましたので、二次検診に訪れた親子に「一緒に散歩」を勧めました。

3.一人一人の外来に時間をかけることができるようになった!
こどもの感染症が減り、小児科外来を訪れる患者数が減りました。その分、患者さんや保護者の訴えを聞く時間、わかりやすい説明をていねいにする時間が増えました。発熱で受診したお子さんの保護者に、新型コロナの可能性は非常に低いと納得してもらえるまで説明する時間があります(院内の感染予防対策で身につけた知識が役立ちます!)。感染症は減りましたが、学校再開後なんとなくしんどい、おなかが痛い、食べられない、朝起きられない、というこどもたちが増えたように思います。待っている患者さんのリスト画面を気にせずに診療を行うことができます。

2021年はどのような年になるでしょうか。こどもたちがのびのびと、毎日を幸せに過ごせることを願ってやみません。

《指導医ブログ》呼吸器内科 医長 Dr.中島(Part.3)

②医師のあり方について
昨今は新型コロナウイルスの影響で、通常の会社員にも副業が認められてきました。医師も公務員ではない限り副業というのは可能です。私も実際、実家は医者ではなく不動産業を営んでおり、会社役員含め3つの仕事を掛け持ちしています。

今までは「この仕事」と決めてしまえば、それを貫かないといけないような風潮がありました。しかし現在では仕事も多様化しており、医療業界も時代には遅れてはいますが例外ではなくただ医業だけ、という先生は減ってきている印象があります。
実際アメリカではMBAという経営学修士をとる医師が急増しています。これは医業には経営の理念が必要、つまり「医業は接客業であり、その企業(病院)に対する自分の経営理念をもって医師として働くことが非常に重要視されている」という理念からです。

勤務医は過労死をするようなハードワークで確かに他の仕事をする余裕はあまりありません。しかし自分から「医者」という仕事がなくなった場合を想定してみてください。漫然と仕事をしている自分に何が残るでしょうか。仕事をリタイヤした後、何をしますか?自分がなくなった時に一体何人の方が葬儀に来てくれますか?「熟年離婚」という恐ろしい言葉も最近はよく耳にします。あなたも1人の人間であり、「医師」というありふれた仕事の1つに就職しているに過ぎません。
これから仕事をしていくにあたって、ぜひ「医師」以外の自分にも注目してください。私のように別の仕事をしたり、プライベートを充実させたり、ぜひ柔軟に無理のないような人生設計を立ててください。

この事は年配の医師ほど納得していただけないことですが、これも時代です。これからの皆さんは常に時代に合わせて自分もアップデートして、病院だけの狭い社会ではなく、広い社会の中での自分の立ち位置を見失わないようにしてください。

最近は会社の東京営業所への飛行機移動が多くJALマイルを何に使おうかが楽しみです。

《指導医ブログ》呼吸器内科 医長 Dr.中島(Part.2)

①呼吸器内科のいいところ
呼吸器内科医は内科医の中でも医師数が循環器内科医、消化器内科医の1/3程度です。しかしながら日本の死亡推計を見ると、死亡数上位の病気ばかりです。
呼吸器内科の人気がない理由が、「きつい」「危険」です。

「きつい」は労働時間、仕事内容です。確かに呼吸器内科医になってからは残業は当たり前です。患者さんも非常に多く、勤務医の負担は今後の高齢化社会を鑑みるとさらに増加する一方です。知識の範囲も広く要求され、純粋な呼吸器疾患以外にも感染症や膠原病、腫瘍などもカバーしないとだめで、近年の新型コロナウイルスでも最前線にたっているのは感染症医、救急医、呼吸器内科医です。急に患者さんの状態が変化することも多く、昼夜問わず常に緊張感をもって取り組まないといけません。
しかし裏を返せば非常にやりがいがあります。広範囲の知識をもって常に最前線で生死のかかった患者さんを救命することができる素晴らしい科です。内視鏡、外科的な手技、人工呼吸器など内科医ですが何でもできるスペシャリティーな医師になれます。

「危険」に関しては新型コロナウイルス感染症や結核など、自分もその病気になってしまうリスクがあります。また不幸にも患者さんがなくなることが多い科なのでご家族さんと対話していないと、医療上仕方なくても当然訴訟のリスクはあがります。
こちらに関しても裏を返せば、時代に沿ったプロフェッショナルな仕事をこなすことができます。また1人の患者さんについて、ご家族さんや、コメディカルと何時間も話をして、その人の「人生」についてのあり方を考えます。これは必ず自分の人生にかえってきます。私も1度きりの人生を誰よりも深く考えさせてもらってます。

ちなみに、人数が少ない分どの病院でも重宝されますし、出世も早い感覚があります。
女医さんのパート勤務や呼吸器内科のバイトなども充実している印象があります。
なかなか、呼吸器内科もいいもんですよ?

《指導医ブログ》呼吸器内科 医長 Dr.中島(Part.1)

初めまして!姫路聖マリア病院 呼吸器内科の中島です。
2020年4月から当院に呼吸器内科として赴任しました。現在も兵庫医科大学の非常勤講師として主に肺癌の研究も行っています。

研修医ブログということで、振り返ると私は近畿大学を卒業し2010年~2012年の2年間を研修医として兵庫医科大学病院で過ごしました。その当時は東日本大震災があって、その時にちょうど救急を専攻していてDMATの派遣があったりと激動でした。今も新型コロナウイルスで激動の時代と思います。

今でこそ呼吸器内科医ですが、研修医のときの希望は小児救急医でした。PICUで重症の小児を救いたい!との思いがありましたが、紆余曲折(様々な荒波にもまれ)あって呼吸器内科医になりました。どの科を専攻しようか、と迷う人も多いと思います。

しかし、どの科を選んでも楽しいこともあればつらいこともあります。大事なことは、ふと振り返った時に「まあ自分が選んだ道だから!」と自分自身で落としどころがつけれるか、だと思います。

医者は特殊な仕事でヘッドハンティングや転職などでキャリアアップするようなことがありません。欠点がたくさんあっても、何かに秀でていればいいと思いますし、好きなことを継続してれば苦手も得意になります。毎年のように資格の更新や、知識や手技のアップデートをしていかないとなかなか第一線で働き続けることが困難で休ませてくれませんがそれなりの収入は得れる仕事です。職場が変わったり、産休や育休もありますが、少しでもいいから自分の信念を忍耐強く継続して貫いて続けることが大事なんじゃないかなと思います。

私から「この場だから」何か伝えたいことを考えましたが、次回2つお話させてください。