《指導医ブログ》コキアでホウキを作る(小児科部長 Dr.河田)

小児科部長の河田です。先日外来受診したこどもが「蝶の柄」のマスクを着けていました。
「鬼滅の刃の胡蝶しのぶの柄やね」というとその子は「このおばちゃんわかっているな」という顔をしました。
診察後にそばにいた研修医(小児科志望)が「アニメのことを知っているといいですね。」と感心していました。
私自身が漫画やアニメが好きで、「こどもの診療に役立つ」と思って見ているわけではないのですが。
そんな私が今、はまっているのがガーデニングです。もともと釣りや潮干狩りが好きでこどもとよく一緒に行っていましたが、「育てる」のは苦手でした。
ところが実家の母が高齢になり今まできれいに花を咲かせてきた庭の手入れができなくなってしまいました。
そこで月に2回週末に実家に帰って庭の手入れをしています。庭仕事をしているとお隣の方とお話したりもできます。
一昨年、お隣から「コキア」の苗を1ついただきました。別名「ホウキ草」とも言い秋には赤く色づきます。
しかしこの年は家の外壁の塗り替えのために足場を組んだ時に途中で折れてしまい、赤くなるのを見られませんでした。ところが昨年春にこぼれ種がいくつも芽を出し、夏には緑の大きなこんもりした形に育ちました。

いささか育ち過ぎて秋に枝を少し切ったのですが、11月半ばには赤く色づき、

11月終わりには黄金色になり、

そしてめでたく「ホウキ」になりました。

ホウキを作る時に種がとびちり、今年の春には庭中にコキアの芽が出ると思います。
茨城県の国営ひたち海浜公園のミニミニ版を実家の庭に作るにはどうすればよいか、「かわいそうだけど間引くのも必要かな」と今から考えるのが楽しみです。