《指導医ブログ》阪神タイガースと私(副院長・小児科部長Dr.河田)

この指導医ブログでは「断捨離」「魚釣り」と、「自分が今はまっていること」をとりあげてきました。この2つは今も継続していますが、今年はなんといっても「阪神タイガース」です。

実家の父がタイガースファンで、父の転勤で西宮に住んでいた頃に何度か甲子園に連れて行ってもらいました。ナイター照明に照らされた甲子園球場は本当に美しかったです。西宮市では毎年秋に「小学校連合体育大会」「中学校連合体育大会」が甲子園で開催されます(現在でも)。市内の全小(中)学校が甲子園に集まり、組体操やダンス、学校対抗リレーを行います。毎年「タイガースが優勝したら日本シリーズが甲子園であるから連合体育大会がなくなる」と期待していたのに(足の速い子以外みんなこの大会は嫌い)、毎年開催されていました(読売ジャイアンツのV9の頃です)。みんな甲子園で組体操やダンスをしながら、体操服のポケットに「甲子園の土」をいれていたものです(あの土はどうなったのでしょう)。

1985年タイガースが日本一になった年、私は医師になって3年目、前年春に長女を出産し、この年は12月の(次女の)予定日を控え、小児科医として忙しい日々を過ごしていました。なので「タイガースのリーグ優勝、日本一」の記憶が全くありません。おそらくテレビの前に座って野球中継を見る時間が全くなかったのでしょう。

2003年、2005年には3人のこどももそれなりに大きくなって、ほぼ毎試合テレビ観戦していました。この頃マリア病院は「姫路市中小企業共済」に入っていました。甲子園の年間指定席を共済がいくつか持っていて、抽選でチケットを購入することができました。バックネット裏のとても良い席で、何度か見に行きました(現投手コーチの久保田さんの投球がキャッチャーミットにおさまる音はすごかったです)。2003年、2005年はリーグ優勝しましたが、日本シリーズでは敗れました。特に2005年は4連敗。こんな悔しい年はありませんでした。

そして2023年。18年ぶりのリーグ優勝、38年ぶりの日本一です。テレビにうつる胴上げシーンやビールかけ、ファンの嬉しそうな顔(涙ぐんでいる顔も)は何度見ても幸せな気持ちになります。新型コロナがある程度世間に受け入れられて、マスクなしで観戦、ビールかけできる年で良かったなと心から思います。来年は久しぶりに甲子園球場に行こうかなあ。