《研修医ブログ》よいお年をおむかえください

研修医1年目の山口雅也です。最近は寒い季節になりましたね。
コロナが流行している中、皆様はいかがお過ごしでしょうか?私は毎朝寒くて起きるのがつらいです。

今年の研修も早いもので残り3か月になりました。
必修診療科の研修はほとんど一通り学ばせていただいた形となります。どこまで自分が成長できたか客観的にはわかりませんが、採血・血ガス・縫合など基本的な手技や救急対応にも慣れてきたように思います。来年は志望科である泌尿器科を多く回る予定なので、泌尿器科の知識・手技等頑張って勉強していくのが来年の抱負です。

大学6年生の皆さんはマッチングお疲れ様でした。
コロナが流行したせいで思うように見学できない方もいたかもしれませんが、希望する病院にマッチングできたことを願っています。今の時期は模試も多く大変だと思いますが、正月に中だるみしすぎないように注意してくださいね。そんな人は少数だと思いますが、私は中だるみして危なかったので…。国家試験はもう少しなので、今まで通り頑張ればきっと大丈夫だと思います。

それではよいお年を!

(正面玄関の門松です)

【事務局ブログ】クリスマスイブ

こんにちは。臨床研修センター事務局の武田です。
12月に入ってから日ごとに寒くなってきました。
病院内はもちろん暖房がついていますが、制服に羽織るカーディガン、ひざ掛けも個人的には必須です。

通勤用の車は2週間ほど前にやっとスタッドレスタイヤに交換をしたので、これで安心して冬を過ごせそうです。
とはいえ、姫路市内で雪が降るのはひと冬に数日ほどでしょうか。
降ったとしても数センチ程で、たくさん積もることは少ないように思います。
この冬はなかなか遠出もできないですが、兵庫県北部へ行けば温泉やスキー場も多くあるので季節ごとに色々な楽しみができる立地だと思っています((´∀`*))

さて、今日はクリスマスイブですね。
当院では福利厚生の一環として職員の修養研鑚と親睦融和を図ることを目的とした聖園会という会があります。例年、クリスマスにはハムの詰め合わせだったり、ハンバーグだったりとプレゼントがもらえるのですが、今年は ①近江牛②カニ③お菓子詰め合わせの3種類からの選択制でした。私はカニをいただいたので年末かお正月に食べることを楽しみにしています♪

そして、先日にはプログラム責任者の金谷先生から部署宛にケーキをいただきました。
シュークリームやクッキーまで飾られていて、とってもかわいかったです。
ありがとうございました!

気がつけば今年も残りわずか・・・。
みなさま、素敵なクリスマスと年末年始をお過ごしくださいね。

《指導医ブログ》呼吸器内科 医長 Dr.中島(Part.3)

②医師のあり方について
昨今は新型コロナウイルスの影響で、通常の会社員にも副業が認められてきました。医師も公務員ではない限り副業というのは可能です。私も実際、実家は医者ではなく不動産業を営んでおり、会社役員含め3つの仕事を掛け持ちしています。

今までは「この仕事」と決めてしまえば、それを貫かないといけないような風潮がありました。しかし現在では仕事も多様化しており、医療業界も時代には遅れてはいますが例外ではなくただ医業だけ、という先生は減ってきている印象があります。
実際アメリカではMBAという経営学修士をとる医師が急増しています。これは医業には経営の理念が必要、つまり「医業は接客業であり、その企業(病院)に対する自分の経営理念をもって医師として働くことが非常に重要視されている」という理念からです。

勤務医は過労死をするようなハードワークで確かに他の仕事をする余裕はあまりありません。しかし自分から「医者」という仕事がなくなった場合を想定してみてください。漫然と仕事をしている自分に何が残るでしょうか。仕事をリタイヤした後、何をしますか?自分がなくなった時に一体何人の方が葬儀に来てくれますか?「熟年離婚」という恐ろしい言葉も最近はよく耳にします。あなたも1人の人間であり、「医師」というありふれた仕事の1つに就職しているに過ぎません。
これから仕事をしていくにあたって、ぜひ「医師」以外の自分にも注目してください。私のように別の仕事をしたり、プライベートを充実させたり、ぜひ柔軟に無理のないような人生設計を立ててください。

この事は年配の医師ほど納得していただけないことですが、これも時代です。これからの皆さんは常に時代に合わせて自分もアップデートして、病院だけの狭い社会ではなく、広い社会の中での自分の立ち位置を見失わないようにしてください。

最近は会社の東京営業所への飛行機移動が多くJALマイルを何に使おうかが楽しみです。

《指導医ブログ》呼吸器内科 医長 Dr.中島(Part.2)

①呼吸器内科のいいところ
呼吸器内科医は内科医の中でも医師数が循環器内科医、消化器内科医の1/3程度です。しかしながら日本の死亡推計を見ると、死亡数上位の病気ばかりです。
呼吸器内科の人気がない理由が、「きつい」「危険」です。

「きつい」は労働時間、仕事内容です。確かに呼吸器内科医になってからは残業は当たり前です。患者さんも非常に多く、勤務医の負担は今後の高齢化社会を鑑みるとさらに増加する一方です。知識の範囲も広く要求され、純粋な呼吸器疾患以外にも感染症や膠原病、腫瘍などもカバーしないとだめで、近年の新型コロナウイルスでも最前線にたっているのは感染症医、救急医、呼吸器内科医です。急に患者さんの状態が変化することも多く、昼夜問わず常に緊張感をもって取り組まないといけません。
しかし裏を返せば非常にやりがいがあります。広範囲の知識をもって常に最前線で生死のかかった患者さんを救命することができる素晴らしい科です。内視鏡、外科的な手技、人工呼吸器など内科医ですが何でもできるスペシャリティーな医師になれます。

「危険」に関しては新型コロナウイルス感染症や結核など、自分もその病気になってしまうリスクがあります。また不幸にも患者さんがなくなることが多い科なのでご家族さんと対話していないと、医療上仕方なくても当然訴訟のリスクはあがります。
こちらに関しても裏を返せば、時代に沿ったプロフェッショナルな仕事をこなすことができます。また1人の患者さんについて、ご家族さんや、コメディカルと何時間も話をして、その人の「人生」についてのあり方を考えます。これは必ず自分の人生にかえってきます。私も1度きりの人生を誰よりも深く考えさせてもらってます。

ちなみに、人数が少ない分どの病院でも重宝されますし、出世も早い感覚があります。
女医さんのパート勤務や呼吸器内科のバイトなども充実している印象があります。
なかなか、呼吸器内科もいいもんですよ?

【事務局ブログ】12月

こんにちは。臨床研修センター事務局の古和です。
12月に入り今年も残すところあと僅かとなりましたね。
寒~い日もあればポカポカ陽気の日もあって体調を崩しやすい気候ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
当院では毎年12月に入ると一斉にクリスマスムードになります(⁎˃ᴗ˂⁎)


写真上:正面玄関を入ったところに装飾される馬小屋
左下:病棟の談話室前。館内いたる所にツリーがあります
右下:手前が研修医室入口で、奥に臨床研修センター事務局があります

唐突ですが・・・扉の奥(研修医室)のご紹介♪

・初期研修医だけの部屋(個人用デスク・パソコン・ロッカーあり)
・電子カルテ1台設置
・分からないことが聞きやすい(1年次生)
・教えることで成長する(2年次生)
・隣に事務局があるのでいつでも気軽に相談できる
・気兼ねなく過ごせる 👉これ大事!
室内の様子は見学時にご確認ください(๑╹ω╹๑ )

【見学受け入れについて】
当地におきましても新型コロナウイルス感染症が流行しておりますが、
医学生に限り見学の受け入れを継続しています。
見学を希望してくださっている学生さんには是非お越しいただきたく感染防止策を講じ、学生さんにおかれましては確認書類をご提出いただくことで見学を実施しています。
見学調整後、感染の不安等から直前に見学を取り止めていただくことも差し支えございませんのでお気軽にお申し込みください。
また状況により、こちらから見学の中止をお願いする場合もございますことご了承くださいませ。
*大学から見学を中止するよう通達されている方は見学をご遠慮いただいておりますのでお申し出くださいませ。

《指導医ブログ》呼吸器内科 医長 Dr.中島(Part.1)

初めまして!姫路聖マリア病院 呼吸器内科の中島です。
2020年4月から当院に呼吸器内科として赴任しました。現在も兵庫医科大学の非常勤講師として主に肺癌の研究も行っています。

研修医ブログということで、振り返ると私は近畿大学を卒業し2010年~2012年の2年間を研修医として兵庫医科大学病院で過ごしました。その当時は東日本大震災があって、その時にちょうど救急を専攻していてDMATの派遣があったりと激動でした。今も新型コロナウイルスで激動の時代と思います。

今でこそ呼吸器内科医ですが、研修医のときの希望は小児救急医でした。PICUで重症の小児を救いたい!との思いがありましたが、紆余曲折(様々な荒波にもまれ)あって呼吸器内科医になりました。どの科を専攻しようか、と迷う人も多いと思います。

しかし、どの科を選んでも楽しいこともあればつらいこともあります。大事なことは、ふと振り返った時に「まあ自分が選んだ道だから!」と自分自身で落としどころがつけれるか、だと思います。

医者は特殊な仕事でヘッドハンティングや転職などでキャリアアップするようなことがありません。欠点がたくさんあっても、何かに秀でていればいいと思いますし、好きなことを継続してれば苦手も得意になります。毎年のように資格の更新や、知識や手技のアップデートをしていかないとなかなか第一線で働き続けることが困難で休ませてくれませんがそれなりの収入は得れる仕事です。職場が変わったり、産休や育休もありますが、少しでもいいから自分の信念を忍耐強く継続して貫いて続けることが大事なんじゃないかなと思います。

私から「この場だから」何か伝えたいことを考えましたが、次回2つお話させてください。