《研修医ブログ》『嫌われる勇気』

研修医の仲山です。

あっという間に1月も終わりですね。
もう研修医になって1年近く経つなんて時の進む早さに恐ろしさを感じます。
2/8,9に国試を受けるみなさんはブログなんて読んでないと思いますが、心から応援していますよー!頑張ってください!

1月もいろいろあったのでざっと振り返りたいと思います。

・3連休に研修医ら有志でハチ北スキー場へ

暖冬のため人工雪でした(笑)スキーはそれなりには滑れるのですが、みんなスノボだったので初スノボにチャレンジしてみました!最初は板に立つのも困難でしたが、木の葉滑りなら出来る程度にはなりました。いわゆるスノボの滑り方は出来る日が来るのかと思うほど難しかったです(笑)滑れる方全員を尊敬しました。久しぶりの運動で次の日は全身筋肉痛でした(笑)

・2年目の研修医の先生の結婚式

京都の平安神宮でされた素敵な披露宴に呼んで頂き、女子研修医全員でお揃いのドレスを着て参加させて頂きました。いつもお美しい先生ですが、当日はより一層美しく輝いていらっしゃいました。彼女の目標である「凛とした強く美しい女性」を体現されている素敵な先生であり素敵な女性です。今後の益々のご多幸をお祈り申し上げます!

・ACLS

土日を返上して神戸で同期とACLS講習を受けて参りました!講習自体も勉強になるのはもちろんのこと、5人チームの中に循環器科医2名と麻酔科医1名がいらっしゃり、実践の話もしてくださったのでとてもためになる回でした。私の質問に対して丁寧に教えてくださり、この回に参加できてラッキーでした。夜は同期と神戸の夜景とディナーを楽しみました(笑)朝カフェもしました(笑)

・Dr. HimeG

姫路市の研修医が集まる症例検討会が年に数回開催されています。今回の担当はマリア病院でした!我らがK先生の発表があり、司会の先生も含め参加者全員が勉強になったと言う内容でした!内容は、彼が自主的に参加した勉強会で学んだ、単純CTで血栓を探すというものです。肝臓がHigh、腎臓がLowになるようにwindow幅を調整すると良いということです。

以下、タイトルにしていますが雑談です(笑)

2013年に刊行され(私が大学に入学した年です)史上最長となる51週連続1位を記録し、世界累計発行部数443万部を突破した「嫌われる勇気」とその第2弾「幸せになる勇気」を読了しましたので一部共有したいと思います。アドラー心理学を分かりやすく噛み砕いている本です。マリア病院の先生に勧められ読んだ「7つの習慣」もアドラー心理学を基礎としてより発展させたものだそうで通じるものがありました。

・アドラー心理学は目的論の心理学である。人は出来事や環境じゃなく目的であり方を決めている。過去や環境のせいにしない。自分でそれが都合が良いと選んでいる。

・アドラー心理学は勇気の心理学である。自由になるためには嫌われる勇気(嫌われてもいいと思う勇気)がいる。自分も他人も、他者の期待を満たすために生きているのではない。他人の評価を目的に行動しない。他人は思い通りに出来ない。楽に相手をコントロールしようと怒ることは未熟な手段である。

・アドラー心理学は使用の心理学である。なにが与えられているかではなく、与えられたものをどう使うか。

・他人と対等の繋がりを持つ。お互いを尊敬することで信頼や協力へ繋がる。仲間になり、自分の居場所が出来る。

・幸福とは、貢献感である。「自分が何を得られるか」ではなく「自分は何を与えられるか」を考える。

・「いま、ここ」を生きる。人生は刹那の連続であり、過去や未来は関係なく、現在で動く。

・愛とは2人で成し遂げる課題であり、わたしの幸せでもあなたの幸せでもなくわたしたちの幸せを追い求めなければならない。

・自立とは自己中心性からの脱却であり、愛することである。愛する勇気はすなわち幸せになる勇気である。

「幸せになる勇気」に出てきますが、アドラーは医師でした。弟を戦争で亡くしたことで医師を目指したアドラーは、第一次世界大戦の軍医に召集され、前線で戦う兵士を治療しては前線へ送り出すという本人いわく囚人のような生活を送りました。それでもなおアドラーは他者を信頼することの大切さを説いたそうです。戦争は不信感や競争からうまれる、人類全員が他者を信頼し協力することが出来れば世界は平和になる、みんなが自分の周りの世界を平和にしていくことが世界平和に繋がる、と彼は説きました。

平和な世界にみんなでしていきたいですね。長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。