《指導医ブログ》合唱団(産婦人科部長Dr.片山)

みなさん、こんにちは。産婦人科部長の片山です。
先日人事の方から連絡があり、勤続25年になるので記念に10万円の旅行券がもらえるとか。まったく予想もしていなかったので得した気分です。長く勤めているとたまにはいいこともあるんだなと思いました。1年間のうちに使えばいいみたいなので、これからゆっくり考えます。

今年もたくさんの学生がマリア病院に見学に来ましたね。少しでも多くの優秀な学生をリクル-トしてマッチングにつなげたいと、当院のいいところを、有る事ない事(イヤ、有る事有る事)アピ-ルしてきましたが、果たして結果はどうなるか楽しみです。8月もたくさん見学依頼が来ているようです。これからは5年生が中心になると思われ、来年以降のマッチングにつなげたいと思っています。

今日は僕の趣味について少し書かせていただきます。以前はゴルフに明け暮れていて、多い年には年間50ラウンド以上したこともありました。昨年も所属クラブの月例大会で76という自己ベストタイをマ-クして優勝するなど、そこそこゴルフしていましたが、最近パッションがなくなってしまい、またこのところの猛暑もあってまったくゴルフする気になれず、今年はコンペに2回参加した以外はゴルフしていません。

何をしているかと言うと、4年前から合唱をしています。神戸フロイデ合唱団へ入団し、毎週火曜日、仕事終わるやいなや神戸へ行き練習しています。年末はベ-ト-ベンの第九、夏はミサ、レクイエムなどの宗教曲を、関西フィルハ-モニ-管弦楽団、そしてプロのソリスト達との共演で歌っています。写真は3年前三宮の国際会館で行った、ブルックナ-の3番ミサの時の写真です。パネルにしてうちのリビングに飾っています。

今年はつい先日7月20日にドボルザ-クのスタ-バトマ-テルという曲を歌いました。僕のパ-トはテノ-ルですが、入団当初は出なかった「ラ」の音が、1年ほどたつと楽々出るようになり、声質も合唱向きの発声ができるようになり、今ではテノ-ルの中心メンバ-で、なくてはならない存在です。(笑)

姫路にも合唱団はあるだろうに、なぜわざわざ神戸まで行くのかとよく聞かれますが、年間通じて活動し、フルオ-ケストラをバックに歌える合唱団なんてそうそうあるもんじゃないです。練習は厳しいですが、演奏会が終わった後の達成感は筆舌に尽くしがたく、一度経験すると病みつきになります。

今年の春からは神戸以外にも合唱の練習に行っています。マ-ラ-の交響曲第8番「1千人の交響曲」という副題がついている大曲で、9月30日に大津の琵琶湖ホ-ルで演奏会があります。演奏者は1千人ってことはないですが、合唱も第1コ-ラス、第2コ-ラスそれぞれが8部に分かれ、それに児童合唱が加わり、プロのソリスト8人+管弦楽で、総勢400名ほどで演奏します。それだけの規模ですからめったに演奏されることはなく、東京でも数年に1度、関西では僕の知る限りこの5年間はなかったと思います。僕はこの曲を歌うのが若い時からの夢だったので応募しました。やっと神戸の演奏会が終わったので、これからマ-ラ-8番に向けて専念できます。

《研修医ブログ》救急外来ファーストタッチ

暑い日が続いていますね。
研修医1年目の青山です。

マリア病院では日中の救急外来ファーストタッチを研修医1年目がさせてもらっているのですが、熱中症ばかりだなぁ、と猛暑を実感しております。

救外ファーストタッチと聞くと、「実践のチャンスがたくさんある!いいね!」「今まで勉強してきた事を社会に還元できるぞ!」と思う人から「忙しそうで嫌だ」「最初から診療する自信ないしこわいな」と思う人まで様々いるでしょう。

私の場合は、「ちょっと不安だなー」と感じていました。

マリア病院は雰囲気もいいし、手技もたくさんできそうだし、スタッフの方は優しい人が多いし素敵って思っていましたが、救外ファーストタッチにはあまり魅力を感じていませんでした。

スピード感と多くの臨床的な知識が要求される救外の場で、大して優秀でないというかペーペーの新米である自分が診療するなんて、患者さんにとってもデメリットでしかないのでは…もうちょっと経験を積んでからの方がいいのでは…と感じていました。

しかし実際に救外の現場で働いて実感したことはファーストタッチといっても自分一人で診療するのでは全くない、ということでした。

経験ある救外看護師さん、検査技師さん、上級医の先生に支えられ、その中の一員としてやれることをやる。
患者さんに不利益を与えるほど診療を一手に引き受けるなんてありえないのです。

当たり前のことなのですが、学生の頃は分かっていませんでした。恥ずかしい……

今は、後期研修医の先生が救急外来の症例検討をやってくださったり、研修2年目の先輩が近い距離感で雑談混じりにフィードバックしてくださったりと、学びの場が多くありがたい環境だなと思います。

(研修医室の様子です。)
カルテを見ながら症例検討…疲れた時はちょっと休憩

それでは失礼します。

《研修医ブログ》検食

皆さんこんにちは。初期研修医2年目の伊藤です。
今日は検食についてアップします。

検食は「患者の治療に適した食事であるかを確認すること」「味や食材に異変がないかなどを確認するために患者様より先に食べること」が必要です。検食は医師または栄養士がすることが義務付けられています。


(本日のメニュー)

 《常食》
オムライス・野菜サラダ・クリームスープ・福神漬・キウィフルーツ
《 軟菜食 》
全粥・五目卵蒸しあんかけ・野菜サラダ・クリームスープ・梅干し・キウィフルーツ
《 お楽しみメニュー
チーズカレードリア・野菜サラダ・クリームスープ・福神漬・キウィフルーツ

※お楽しみメニュー・・・患者さまに選んで食べる楽しみをもって頂くことを目的としています。お楽しみメニュー選択の場合は1食につき若干の追加料金が必要となりますが、評判は上々です。

研修医は救急担当時に、指導医とは別に検食を行います。患者様の食事として適切かを医師の立場から検食し、評価表を記入します。
当院の食堂は安価なのに味付けも彩りも、もちろん栄養素も抜群です!職員のみならず、患者様からの評価も高いんですよ♪

見学に来られた際には、昼食も楽しみにしてくださいね ”(๑´ㅂ`๑)ウマ-

《研修医ブログ》梅雨が明けて

みなさんこんにちは。2週前に引き続き、初期研修医2年目の伊藤です。

前回、グラム染色のお話をしました。
救急初療の現場では「これって尿路感染症ですか?」「この肺炎の起因菌は~~でしょうか?」といったように、感染症の有無の確認、治療方針の決定など、様々な角度から有用と言えるツールのひとつだと思います。
感染症内科ばりの知識経験診断力…は一朝一夕では身につきませんが、ツールをうまく使える頭を養いたいですね。

1年目の先生が必死で顕微鏡を覗いているのを覗いています。

話は変わりますが梅雨、だいたい明けましたね。
僕は雨が嫌いで祝日のない月も嫌いなので、6月の存在意義に疑義を呈さざるを得ません。

この梅雨も素直に明けてはくれず、明ける直前には西日本を中心として記録的な豪雨に見舞われました。
未だ被害が拡大している地域も少なからず存在し、被害に遭われた方の安寧を祈るとともに、一刻も早く元の生活が取り戻されるよう願うばかりです。

梅雨が明けると今度は夏本番がやってきますね。
屋外活動だけでなく屋内にいても脱水症・熱中症は注意しなければならないので、みなさんご自愛なさいますよう。

《指導医ブログ》7/1(日)レジナビフェア(整形外科部長Dr.尾﨑)

医学生、研修医の皆さん、こんにちは。
姫路聖マリア病院 整形外科部長の尾﨑です。

先日の日曜日、7月1日に、民間医局レジナビフェア2018大阪に行って来ました。最高気温が34.8度とほぼほぼ猛暑日の中(最高気温35度以上が猛暑日の定義です)、多数の医学生の皆さんが会場を訪れ、熱心に説明を聞き、かつ質問をしていました。送迎バスが到着すると、一気に若人たちが流れ込み、空調の効いている会場でしたが、中の熱気もなかなかのものでした。

今回は、姫路市合同ブースの一角を担う形で参加です。研修先として、地理的に姫路を考えている人には、わかりやすかったかもしれません。合同ブースに陣取るのは、当院として初めての試みです。指導医3名、研修医3名、事務スタッフ3名、総勢9名で、いつもより大勢で臨みました。また、姫路のご当地ゆるキャラ『しろまるひめ』も参戦。その甲斐あってか、ブースには昨年より多くの医学生が訪れてくれました。



病院説明には、研修委員会が考案し、事務局が用意してくれたファイルを使うのですが、話す相手によって内容や強調するポイントをどんどん変えます。どんな情報を欲しているのかを察知し、できるだけ単調な説明にならないように心掛けます。長年の外来診療で培われた話術が生かされる瞬間です。ただし、話手が心から思っていることじゃないと説得力がないことは、どの分野でも同じです。

また、スポーツや社会情勢の話題などで、よく話が脱線します。日本の未来の医療を担う若人と話しを交える機会は、指導医にとっても勉強になり、かつ貴重で、楽しい体験です。今現在、医学生や研修医をされている皆さんは、今後、40年近く日本の医療を担って行きます。30年後には日本の人口が1億人を割り込むわけで、日本国内や世界の情勢は予想もできないほど変化しているでしょう。そんな中で、人のまねのできない技術を持った、骨のあるタフな医療人に育ってほしいと願います。