皆さん、こんにちは。
8月ブログ担当の内藤です。
先日JATEC(Japan Advanced Trauma Evaluation and Care)に参加してきました。
JATECコースでは外傷診療に必要な知識と救急処置を模擬診療を介して学習していくトレーニングコースです。
僕がJATECに参加しようと思った理由は2つあります。
1つ目は、将来外科に進むにあたり、外科専門医修練カリキュラムにおける外傷診療のうち6点(e-learning含む)としてカウントできるから。
2つ目として、市中病院では三次救急を経験する機会がなく、初期対応や蘇生をガイドラインに基づいて勉強したいから。
ちなみにJATECコースはとても人気があり、また救急医が優先的に採用されるため、初期研修医が受講するのはかなり難しいと聞いていました。
ところが、実際申し込んでみるとなんと1回目で採用されるという奇跡が起きました。
とても嬉しく思った反面、今の自分のレベルで受講して、付いていけるのかという不安がありました。
そういうわけで、JATEC受講2週間前から滅茶苦茶勉強しました。朝早くに病院に行き、就業前に勉強、家に帰ってからも勉強、休日はスタバに行き勉強。こんなに勉強したのは国試以来かもしれません。
ちなみに、JATECコースは2日間にわたって行われます。
1日目はひたすら手技、読影の練習です。
外科的気道確保、胸腔ドレナージなどの外傷蘇生に必要な手技の習得、胸部Xp、骨盤部XpのPrimary Survey、Secondary Surveyでの読影の手順、抜けのない読影方法を学んでいきます。
1つのブースで約30分間ひたすら手技の反復をし、すぐに次のブースに移動して、また手技の反復。息つく間もなくどんどん進んでいきます。
2日目は初日に学習した各種技能や診察の手順を基本にして、模擬診療を行いました。外傷患者の様々なシナリオが用意されていて、飽きることなく模擬診療を楽しむことができました。
JATECコースを受講して良かった、というのが率直な感想です。
勉強した甲斐もあり、楽しんで受講できました。
JATECコースは受講料が60,000円超とかなり高額ではありますが、それでも受講する価値はあると思います。受講料を支給していただいたマリア病院には感謝しかありません。
もちろん、年間での支給額上限が決まっています。僕は入職してから、BLS、ACLS、JATEC、その他エコー研修すべて支給していただきました。ありがとうございます。
医学生の皆さん、病院選びの際は研修、講習会の際に病院から支給されるか否かも参考にしてみると今後の為になるかもですね。
長文となりましたが、提出が遅れた分は挽回できたのではないでしょうか。
さて、ここで問題です。8月担当の僕がなぜ今まで書かなかったのか。
- 書く内容がなかった
- 催促する臨床研修センターの人とどちらが先に諦めるか我慢比べ
- 提出を忘れていた
- 書くのが面倒だった
国試的にはどれも禁忌肢ですね(笑)
答えは病院見学の際に古和さんに聞いてみてください。
それでは体調に気をつけてお元気で!