
医学生並びに研修医のみなさんこんにちは! 病院長の金廣です。
先日、Asthma Advisory Board Meetingで北欧の街コペンハーゲンに行ってきました。まさに2泊4日のbullet tourで、姫路を朝4時過ぎに出て、伊丹、羽田、フランクフルト経由でコペンハーゲンに到着したのが現地時間で夜の23時、時差が7時間あるので実に24時間以上かかっています。翌日朝からコペンハーゲン空港と直結したホテルで会議が始まり、夕方まで喘息の生物学的製剤に関する最新の治療についてdiscussion。Globalな会議で、米国、ブラジル、ドイツ、中国、イタリア、スペイン、サウジアラビア、デンマークから9名と私を含め計10名の医師が出席。(写真1)

翌日のフライトは朝9時発と時間がかなりtightで、また朝から雨の予報だったため、当日会議が終了後18時ごろからすぐ服を着替えて1人コペンハーゲンのdown townに地下鉄で移動し、絵葉書のようなカラフルな建物が立ち並ぶ人気の街ニューハウン(写真2)

を回った後、街の中心にあるストロイエと呼ばれる歩行者天国を歩いていくと、皆さんよく知っているロイヤル・コペンハーゲンやジョージ・ジェンセンの本店があります。
(写真3,4)

そして30年ぶりにチボリ公園に到着。前回は確か欧州呼吸器学会のtransitで1泊した時に訪れましたが以前と同様とてもイルミネーションが綺麗で、多くの老若男女が楽しんでいました。(写真5-7)

幸いコペンハーゲンはサマータイムのため夜20:00ごろまで明るく、この日は20,000歩(約13km)程度と結構歩きましたが不思議と疲れを感じることなくワクワク感でいっぱいでした。復路では日本に到着すると台風の影響か使用機材の遅れがあり羽田発が2時間のdelay。結局8時間の会議に往復50時間超えのlong flightでしたが、コペンハーゲンの夜の4時間を有効にenjoyできたGreat Memories!となりました。コペンハーゲンはとても綺麗で安全な街ですが1日あれば満喫できそうです。皆さんもどうぞ一度お立ち寄りください。
さて、前々回のブログでは「留学の勧め 〜アナザースカイの実現へ〜」で海外生活の楽しさについて、また前回は留学に繋がる「海外学会参加の勧め」〜もっとグローバルな視点を持とう〜というタイトルで海外学会参加についてかなり詳しくお話ししました(読まれていない方はぜひ一度)。
今回から日常診療において海外からのEnglish speakerの患者さんと良好な信頼関係を築くための効果的な臨床基礎英語表現を復習がてらご紹介しましょう。
(1) 診察室でどうぞお座りください。
1) Please ( )a seat.
2) ( )a seat, please.
Sit down, please. これは少し失礼な言い回しになるので避けましょう。
(have)、 (take)どちらでもOKです。
(2) 問診のスタートです。どうされましたか?
1) What ( )you here today?
2) How can I ( )you today?
What’s wrong with you? What’s the matter? は少し上から目線なので1)あるいは2)が適切です。
1)は (brings)、2) は (help)ですね。
(3) 患者さんが症状を言った時の声がけは? それは大変でしたね。
1) That must be( ) for you.
2) You went( ) a lot.
1)は (hard/tough)、2) は (through)です。
That’s too bad. は少し軽く聞こえます。You are awesome. は称賛する時に使用します。
ちなみに、再診の時によく使う言葉としては、How have you been feeling since our last appointment?
(4) もう少し詳しく聞きたい時には?
1) Could you ( )me more about it?
2) Could you ( ) on it?
1) は (tell)、2) は (elaborate)です。
(5) 何か薬を飲んでいるか知りたい時には?
1) Are you ( ) any medications?
2) Have you been ( ) any medications?
(taking)、 (on)、どちらもOK。
Are you doing any drugs? これは違法薬物をやっていますか?という意味になります。処方薬にはdrugは避けるべきです。
Are you using the pill? Pillは錠剤ですが、the pillでは経口避妊薬のピルの意味になるので要注意。
(6) 患者の家族に電話で病状を説明している時にこのまま少し待ってくださいという時には?
1) Could you ( )the line?
2) Please stay ( )the line.
Could you hang up the phone? これは逆の意味(電話を切る)になりますね。
1)は (hold)、2) は (on)です。
(7) それでは、診察の終わりの一言、 お大事に?
1)( ) care
2)( ) better soon.
Please come back if the symptom doesn’t get better. これもよく使うフレーズです。
1)は (Take)、2) は (Feel)。
See you next time!
