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ポイント獲得行脚

昨日(木曜日)・今日(金曜日)は、休診にさせて頂き、神戸で開催されている麻酔科学会に参加しています。えっ、もう麻酔なんてやってないんやから、麻酔科学会なんか行ってどうするん?って言われそうですが、この学会、いまだに行かなくちゃならんのです。なぜかって?……長いですよ、話しが……。

そもそも、医学界には、19基礎領域ってものがあります。内科とか外科とか、耳鼻咽喉科とか…。麻酔科も、この19基礎領域のひとつなんです。一方、たかはし先生の専門領域である緩和医療は、この19基礎領域には入っていません。じゃ~、どういうあつかいかなって言うと、19基礎代謝を修めた上で、習得する専門領域って扱いになります。いわゆるサブスペ(sub special ity)ですね。さて、この関係性、専門医認定や認定施設認定にも、深く関わってきます。緩和ケア・緩和医療の認定施設に認定されるためには、(抜け道はあるにはあるのですが、基本)緩和医療学会に認定された緩和医療専門医が所属していることが必須です。で、この緩和医療学会の専門医は、19基礎領域の専門医をもっている者が、別途緩和医療を学び、取得するものなんです。ってことは、19基礎領域の専門医じゃなくなると、自動的に緩和医療専門医の資格も失効しちゃうんです。ここまで読んで頂くとわかって頂けますよね。たかはし先生が、麻酔科専門医であり続けることが、当院が緩和医療の認定施設であり続けることの必須事項なんです。さて、この専門医なんですが、昔は、一度とってしまえば、簡単な更新手続きで更新できたんですが、いまは、そうもいきません。5年ごとの更新には、学会が設定したポイントを取得していることが求められます。ポイントは、いくつかの分野が設定されていて、例えば、麻酔科関連領域の論文を書いたら2点とか、教育機関で講義したら2点とか…。麻酔一件0.01点(だったかな)とか…。麻酔科医たちは、日夜このポイントをため続けてるわけです。そのなかで必須なのが、麻酔科学会参加と学会で行われる専門医講習の受講です。特に専門医講習は、5年間で最低15コマ(15時間)受けなければなりません。しかも、この専門医講習は、学会期間の朝一(8時)と夕方(17時前後)に設定されてるんですよ。この時間設定、ひどくないですか。専門医が欲しかったら、朝から晩まで学会に参加しろと言ってるようなもんですよ。アコギな学会でしょ。ごうわくわ~。ま~でも、当院が認定施設であり続けるためには、この専門医講習受けるしかないので、頑張ってきますね。

あっそうそう。昨日は晴れてたので、三ノ宮から会場のポートピアホテルまで歩いてみました。

いま、大規模工事をやっている阪神高速神戸線の工事も見えましたよ。

神戸線、めちゃくちゃキレイになってました。

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