当院の産科病棟は、年間約500件の分娩を取り扱い、妊娠中から産後まで安全で安心なサポートを提供しています。多くの患者さんは合併症のないロ－リスク妊娠ですが、双胎妊娠や妊娠高血圧症などのハイリスク分娩にも対応可能な体制を整えています。分娩方法は基本的に自然分娩を推奨していますが、陣痛が弱くなった場合や予定日超過の場合には陣痛促進剤を使用し、適切なサポートを行います。また、帝王切開が必要なケース（骨盤位や帝王切開歴のある患者様、双胎妊娠など）には、迅速かつ安全な対応を行い、全体の帝王切開率は約20％です。産まれたお子様には小児科医や整形外科医による診察が行われ、必要な処置もすぐに提供できる環境です。

さらに、助産師外来では、30週以降の順調な妊娠経過をたどる方を対象に、助産師が医師と協力しながら妊婦健診を実施。妊娠中の心身のサポートを行い、気になる症状があればすぐに医師に相談し、適切な診察を手配します。安心と安全を重視した当院の産科病棟で、患者さんの新しい命の誕生を丁寧にお支えします。