漢方薬をもっと身近に!

漢方って?生薬って?

漢方薬とは、原則として2種類以上の生薬を一定の分量比で組み合わせて作られたものです。センブリ茶など一種類の薬草を用いたものは民間薬と呼び、区別されています。 現在、健康保険が適用される医療用漢方製剤は148種類で、様々な症状に対応しています。

生薬とは、薬効のある植物・鉱物・動物由来の自然物で、多くは草の根や木の皮です。例えば葛根湯には葛(くず)の根や芍薬の根など、7種類の生薬が含まれています。

漢方と証って?

漢方は患者さまの個々の“”を見極めて処方されます。証とは、体が正常な状態からどれだけずれているかの指標です(体が熱っぽく感じる場合は熱証、冷えや寒気を感じる場合は寒証など)。 その人の証、例えば体を温めるか冷ますべきかによって、同じ症状でも全く異なる薬が処方される可能性があります。体質の改善によって証が変われば、それに合わせて処方される薬が変わることもあります。

証は体を正常な状態へ導くための指針となり、自分の証に合った漢方薬の選択が重要となります。

漢方薬にも副作用はある?

薬としての作用がある以上、漢方薬にも副作用やアレルギーはあります。西洋薬と比べると頻度は低いと言われていますが、ごくまれに間質性肺炎といった重篤な副作用もあります。

副作用症状が出るまでには飲み始めてから通常数週間、場合によっては数か月間服用した後に出てくることもあります。熱やじんましんが出る、血圧が上がるなど、おかしいなと感じたらすぐに医師や薬剤師に相談しましょう。

飲みにくいときは?

現在、医療用として使われている漢方薬の多くは顆粒状のエキス剤、すなわち生薬を煎じた後に成分を抽出し、製剤化したものです。 煎じる手間がかからない、携帯に便利で長期保存が可能などのメリットがある反面、粉薬が苦手な方には飲みにくいこともあります。

粉が苦手という場合には、お湯に溶かして飲む方法があります。
コップ半分ほどの水にエキス剤を加え、電子レンジで加熱すると種類にもよりますがおおむねよく溶けます。

子供への飲ませ方は?

独特のにおいや苦みなど、漢方薬が苦手な子は多いかもしれません。 小さい子の場合、普通の粉薬の飲ませ方と同じように清潔な指を湿らせ、エキス剤を付けて上あごやほっぺたの内側につけてから水やジュースを与えると上手に飲めるでしょう。

また、ジャムやヨーグルトなど液体より少しとろみのあるものと混ぜると飲みやすくなります。ただし、はちみつはボツリヌス症の危険性があるため、1歳未満の乳児には与えてはいけません。 お子様の好みに合った飲み方で飲ませてあげましょう。

長期間服用しないと効かない?

方薬は長期に服用する場合も多いですが、こむら返りに使われる芍薬甘草湯など、急性期疾患に使用されるものもあります。風邪に用いられる葛根湯などは、初期であれば1~2回の服用で効果が出る処方です。

慢性疾患では効果を見るのに月単位を要することもありますが、一般的には2週間~1か月間服用し、継続するか別の薬に切り替えるかの判断をすることが多く見受けられます。

古いお薬というイメージが強い漢方薬ですが、全身バランスを改善し西洋医学をサポートする薬として見直されてきています。症状・体質の改善のために正しく服用しましょう。

姫路聖マリア病院

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