《指導医ブログ》当院の求める研修医とは・・・?(プログラム責任者Dr.金谷)

皆さんこんにちは。
酷暑の続く中、6年生の皆さんは卒試・国試勉強をしつつマッチング選考試験の真っただ中にいるのではないでしょうか。また4、5年生の皆さんは来年再来年に向けての情報収集に励んでおられる方も少なくないでしょう。

今回は当院初期研修プログラム責任者として、当院の求める研修医とは?について簡単に考察してみたいと思います。

これまで120名余りの初期研修医を受け入れてきた中で、病院としても様々な経験の蓄積をしてきています(研修医に対し数多くの喜びや、少ないながらも苦しみも経験してきました。これらは双方に言えることと思いますが・・・)
研修医の先生方は、初期研修病院に対し、自分の希望する研修体制が整っているか、そしてそれを補う設備等インフラの充実度はどうか、ならびに福利厚生を含めたワークライフバランスなどを重要視しているのではないでしょうか?

マッチング選考試験において、当院の場合面接官は4名いますが、私が個人的に重要視していることとして

1. 卒業試験・医師国家試験を合格できる成績を有していると思われること

2. 患者さんに誠実に向き合えること

3. チーム医療が叫ばれる中、他職種との連携は大変重要であり、一定のコミュニケーション能力を有していること

4. 研修医の求める研修体制が当院にあり、中規模病院としての特性を活かした、一人当たりの症例数の多さに魅力を感じ、当院のモットーである実践重視の研修や、そのための準備としてシミュレーションセンターの魅力を感じてもらっていること

5. 個性を発揮し切磋琢磨しつつも、一定の協調性を持って、円満な人間関係の中で楽しく充実した研修ができ、医師としてのスタートを切ってくれそうなこと(当院研修医は大変仲が良く、先輩後輩の関係も良好です)

6. 学ぶのみではなく、しっかりと身に着けそれを実践に活かし、上級医、指導医、コメディカルそして病院の力となってくれそうなこと

以上は私が選考試験の判断材料の骨子としている部分ですが、それ以外に明言できないいくつかの検討要件があります。

医学生の皆さんが真剣に研修病院を探されているのと同様に、当院も当院によりマッチした研修医を求めています。是非良いご縁があり当院で一緒に働けるよう祈っています。

姫路聖マリア病院初期研修プログラム責任者
金谷欣明