当院卒後臨床研修センター長の金谷です。
3月に当院研修医2年次生を送り出し、4月に新1年次生をお迎えして、早3か月が経過しました。新1年次生を各病棟や手術棟で見かけるにつき、順調な滑り出しをしてくれていると実感します。
私事ですが、この度四国の田舎に住み老々介護を強いられていた、80代後半の両親に無事有料老人ホームに入所してもらうことができました。50年以上住み慣れた家、故郷を離れ、新しい土地への転居を決心してくれた両親に感謝するとともに、普段技術系で仕事をしている私があまり触れることのなかった、要支援・要介護の申請手続きの詳細や、その後のサービスを深く学ぶ機会を得たことで、日本の介護保険制度の素晴らしさを改めて実感しました。
医学生や研修医の皆さんは医療に夢と希望を抱き、最新技術や知識、さらには近未来のAIを駆使した新たな取り組みにも胸を躍らせていることと思います。しかし一方で避けて通ることのできない我が国の少子高齢化による医療問題にも目を向けていただき、俯瞰的な立場で医療を考える目も養ってください。
ますます暑さ厳しい季節となりましたが、実習、研修にと頑張ってください。