《研修医ブログ》耳鼻科研修

こんにちは(^^)
初期研修医1年目の青山です。

今月は耳鼻科研修について書こうと思います。

耳鼻科に対して、皆さんどんなイメージでしょうか?
私は学生の時、鼓膜所見が全く分からず非常に苦手意識をもっていました。

(106I24)
こういう問題、苦手でした…

研修医になって救急外来で診察させてもらうとめまいの患者さんによく出会うのですが、めまいの問診、神経学的所見や眼振所見のとり方、頭部CTの読影など、自分にとっては難しくまた苦手意識が強くなりました。
苦手意識があったので勉強したいと思い、耳鼻科をまわらせてもらうことに決めました。(あと花粉症が酷すぎて耳鼻科疾患に興味もったのもあります)

ということで、8月は耳鼻科研修です。

(フレンツェル眼鏡で眼振をみています。学生の頃は眼振も全く分かりませんでした…)

耳鼻科研修では、耳鏡、鼻鏡、間接喉頭鏡など、耳鼻科特有の器具を用いて診察するので、まずそれに慣れることから始まります。

まずは研修2年目の先生の鼻の穴や耳の穴を借りて練習です。
慣れてくると、患者さんの初診をさせてもらえます。

また、内視鏡での診察も多く、これまた2年目の先生の鼻の穴を借りて練習です。
なかなか楽しいです。
内視鏡では鼓膜もよく見え、苦手だった鼓膜所見も少しずつ分かるようになってきました。
ちょっとだけでも成長できると嬉しいですね。

外来での研修だけでなく、手術にもたくさん入らせてもらえます。
マリア病院には手術目的で紹介になる患者さんも多く、口蓋扁桃摘出術・アデノイド切除術などでは積極的に関わることができます。

(耳鼻咽喉・頭頸部手術アトラスより)

実際に患者さんを診察させて頂くと、教科書的な知識しかなかった疾患や検査が実体験として頭に入ってくるのでかなり苦手意識が減ります。
現在進行形で減りつつあります。

(耳鼻科をもっと親しみやすくしてくれる優しい先輩)

まだまだ耳鼻科の入り口に立っただけですが、苦手意識をゼロにできるよう勉強していきたいと思います。