《指導医ブログ》「姫路弁」講座(乳腺外科部長 兼 診療部長 Dr.丸山)

乳腺外科兼診療部長の丸山です。

平昌オリンピックも終わり、まだまだ話題を振りまいているのが、日本女子カーリング日本代表(LS北見)の5人。競技中の「そだねー」をはじめとする北海道なまり。とても上品でかわいいとの評判。今年の「流行語大賞」の可能性もあるとのこと。

私は地元出身で、幼い頃から「姫路弁」に慣れ親しんできた。ところが世間では、汚い方言として有名。最近では、マツコの「月曜から夜更かし」にも取り上げられたほど。ただ姫路市民は、河内弁ほど汚くないと思っている。そこでこれから姫路で生活を始める方のために、「姫路弁」をお教えしましょう。字数の関係で、頻用される実例のみとします。

【あっかい】だめ、あかん。
「そんなことしてええんけ」「あっかいや」

【いぬ】帰る。
「ワレ用事あるゆうとったんちゃうんかい」「はよーいねや」

【ぎょうさん】たくさん。よーさん、よーけ、とも。
「あんた、ぎょうさんお金持っとうやん。ちょっと貸してくれや」

【ごおわく】腹が立つ。
「あいつ、ごうわくんじゃ」と凄んでも他県の人には通じない

【じき】すぐ。
「あいつ何時着くんどいや」「もうじきや」

【だぼ】あほ。ぼけ。若者がよく使う、喧嘩用語。
「ワレ、ダボか」

【べっちょない】大丈夫。
「体調はどないや?」「べっちょない」

【ほかす】捨てる。
「これ、要らんようになったから、ほかしといて」

【めぐ】壊す。
「これ誰がめんだんや」「こないだあいつにめがれた」

【われ】おまえ。
「ワレ、なんぼのもんや」

こういった「姫路弁」を使いこなす多くの「姫路人(播州人)」は、「播州弁って汚いね」と言われることに喜びと誇りを感じています。(あくまで私見です)