みなさん、こんにちは。副院長の平井です。
平昌冬季オリンピックが閉会されましたが、メダル獲得数史上最多となり日本は盛り上がっています。小平奈緒選手、羽生結弦選手・・・などトップアスリート達の試合や演技だけでなく、前後のインタビューや練習風景なども今やインターネットで簡単に見ることができます。彼らは世界のトップアスリート達と練習し、また国際試合に出るために、必要に迫られ外国語を習得し会話しています。当たり前といえば当たり前ですが、本職の技術練習以外に、外国語の勉強もしています。外国語が聞けて喋れないと交流できず、情報不足することが解っているからでしょう。 小平奈緒選手が、敗れたイ・ソンファ選手に韓国語、英語で話しかけ慰めた映像は日韓で高く評価されています。オランダ語もかなり話せるようです。羽生結弦選手も英語でインタビューに答え、世界のファンに発信しています。すばらしいですね。
ところで、日本人医師の多くは英語をよく聞けて話せません。私もその一人です。海外に留学経験なく、また日本でもきちんとnatural Englishのlisteningやspeakingの修練をしていないので、英語での発表ができないし、自信がありません。しかし、日本の学会も英語化の波が押し寄せています。私の所属する日本肝胆膵外科学会は5年前から英語化に取り組み、学会総会での英語発表の割合を年々上げていき、昨年は90%、今年は100%となりました。学会を主導する理事会が国際化に遅れている現状に危機感を持ち制度化しました。お隣の韓国の医師は英語が総じて上手と思います。大学から英語の教科書で教育を受けています。日本はアジアの中でも遅れているのです。
研修医の諸君、日々のスキルアップの中に英会話も取り入れましょう。遅ればせながら私も取り入れてます。君たちは私と違って若いので伸びが早いです。英語を習得すれば世界は拡がる!