《指導医ブログ》呼吸器内科 医長 Dr.中島(Part.3)

②医師のあり方について
昨今は新型コロナウイルスの影響で、通常の会社員にも副業が認められてきました。医師も公務員ではない限り副業というのは可能です。私も実際、実家は医者ではなく不動産業を営んでおり、会社役員含め3つの仕事を掛け持ちしています。

今までは「この仕事」と決めてしまえば、それを貫かないといけないような風潮がありました。しかし現在では仕事も多様化しており、医療業界も時代には遅れてはいますが例外ではなくただ医業だけ、という先生は減ってきている印象があります。
実際アメリカではMBAという経営学修士をとる医師が急増しています。これは医業には経営の理念が必要、つまり「医業は接客業であり、その企業(病院)に対する自分の経営理念をもって医師として働くことが非常に重要視されている」という理念からです。

勤務医は過労死をするようなハードワークで確かに他の仕事をする余裕はあまりありません。しかし自分から「医者」という仕事がなくなった場合を想定してみてください。漫然と仕事をしている自分に何が残るでしょうか。仕事をリタイヤした後、何をしますか?自分がなくなった時に一体何人の方が葬儀に来てくれますか?「熟年離婚」という恐ろしい言葉も最近はよく耳にします。あなたも1人の人間であり、「医師」というありふれた仕事の1つに就職しているに過ぎません。
これから仕事をしていくにあたって、ぜひ「医師」以外の自分にも注目してください。私のように別の仕事をしたり、プライベートを充実させたり、ぜひ柔軟に無理のないような人生設計を立ててください。

この事は年配の医師ほど納得していただけないことですが、これも時代です。これからの皆さんは常に時代に合わせて自分もアップデートして、病院だけの狭い社会ではなく、広い社会の中での自分の立ち位置を見失わないようにしてください。

最近は会社の東京営業所への飛行機移動が多くJALマイルを何に使おうかが楽しみです。