《指導医ブログ》呼吸器内科 医長 Dr.中島(Part.2)

①呼吸器内科のいいところ
呼吸器内科医は内科医の中でも医師数が循環器内科医、消化器内科医の1/3程度です。しかしながら日本の死亡推計を見ると、死亡数上位の病気ばかりです。
呼吸器内科の人気がない理由が、「きつい」「危険」です。

「きつい」は労働時間、仕事内容です。確かに呼吸器内科医になってからは残業は当たり前です。患者さんも非常に多く、勤務医の負担は今後の高齢化社会を鑑みるとさらに増加する一方です。知識の範囲も広く要求され、純粋な呼吸器疾患以外にも感染症や膠原病、腫瘍などもカバーしないとだめで、近年の新型コロナウイルスでも最前線にたっているのは感染症医、救急医、呼吸器内科医です。急に患者さんの状態が変化することも多く、昼夜問わず常に緊張感をもって取り組まないといけません。
しかし裏を返せば非常にやりがいがあります。広範囲の知識をもって常に最前線で生死のかかった患者さんを救命することができる素晴らしい科です。内視鏡、外科的な手技、人工呼吸器など内科医ですが何でもできるスペシャリティーな医師になれます。

「危険」に関しては新型コロナウイルス感染症や結核など、自分もその病気になってしまうリスクがあります。また不幸にも患者さんがなくなることが多い科なのでご家族さんと対話していないと、医療上仕方なくても当然訴訟のリスクはあがります。
こちらに関しても裏を返せば、時代に沿ったプロフェッショナルな仕事をこなすことができます。また1人の患者さんについて、ご家族さんや、コメディカルと何時間も話をして、その人の「人生」についてのあり方を考えます。これは必ず自分の人生にかえってきます。私も1度きりの人生を誰よりも深く考えさせてもらってます。

ちなみに、人数が少ない分どの病院でも重宝されますし、出世も早い感覚があります。
女医さんのパート勤務や呼吸器内科のバイトなども充実している印象があります。
なかなか、呼吸器内科もいいもんですよ?